HDMIケーブルは、映像信号を伝送するシールド付きツイストペア線の複数対と、電源、グランド、その他の低速デバイス通信チャネル用の個別の導体で構成されています。HDMIコネクタは、ケーブルの終端や使用中のデバイスを接続するために使用されます。これらのコネクタは台形で、2つの角に窪みがあり、挿入時に正確な位置合わせが可能です。これはUSBコネクタに似ています。HDMI規格には、5種類のコネクタが含まれています(下の写真 ) :
·タイプA(標準):このコネクタは19ピン、3つの差動ペアを備え、サイズは13.9 mm x 4.45 mmで、メス側がやや大きめです。このコネクタはDVI-Dと電気的に下位互換性があります。
·タイプB(デュアルリンクタイプ):このコネクタは29ピン、6差動ペアを使用し、サイズは21.2mm x 4.45mmです。このタイプのコネクタは、非常に高解像度のディスプレイに対応するように設計されていますが、サイズが大きいため、製品にはまだ採用されていません。このコネクタはDVI-Dと電気的に下位互換性があります。
·タイプC(小型):タイプA(標準)よりも小型(10.42mm x 2.42mm)ですが、機能と19ピン構成は同じです。このコネクタはポータブルデバイス向けに設計されています。
·タイプD(ミニチュア):5.83mm x 2.20mmのコンパクトサイズ、19ピン。マイクロUSBコネクタに似たコネクタで、小型のポータブルデバイス向けに設計されています。
·タイプE(車載用):振動による断線を防止するロックプレートと、防湿・防塵ハウジングを備えています。主に車載用途を想定していますが、民生用A/V機器接続用のリレーバージョンもご用意しています。
これらのコネクタはすべてオス型とメス型の両方が用意されており、多様な接続ニーズに柔軟に対応します。これらのコネクタは、ストレート型または直角型、水平型または垂直型で利用可能です。メス型コネクタは通常、信号源と受信装置に統合されています。さらに、アダプタとカプラは、さまざまな接続構成に合わせていつでも使用できます。要求の厳しい環境での用途向けに、過酷な条件下での耐久性と信頼性を確保する堅牢なコネクタモデルもご用意しています。
投稿日時: 2024年4月24日